O邸新築工事

こんにちは。 クリスマスも過ぎ、今年もいよいよ1週間を切りましたが、いかがお過ごしですか? 岩永です。

昨日は、某大学の研究室にお邪魔して来ました。 今度、『じげもんの木家づくりの会』と『長崎木と文化の研究会』とのコラボレーションイベントを開催します。 そこで学生さんを交え、『じげもんの木家づくりの会』としてのコンセプトを説明し、模型等々の作成をお願いしてきました。 期間的に余裕があまりないのですが、学生さんならではの柔軟な発想で、よいものが出来ると思います。 学生の皆さん、宜しくお願い致します(笑)

 

さて、 O邸の進捗状況です。



  まずは基礎工事。

ベタ基礎ですね。 最近はほとんどこの工法でしょう。

しっかりと配筋をしております。

道路面からはあえて高低差をつけています。

 



  基礎が出来上がると、次は土台敷き。

土台が敷き終わると、その次は根太を敷き込みます。

ちなみに、O邸では基礎パッキン工法を採用しております。

この工法により、床下内の空気が流動しシロアリ対策になります。



  そして、いよいよ柱、桁、梁などを組んでいきます。

この工程あたりから家の全体像が見えてきますね。

私もちょっとだけ手伝わせていただきました。

もちろん、手元足元としてですけど・・・(笑)

 



  梁や桁と言うのは重量がありますので、クレーンを使っての作業になります。 

今はこんな便利な機械がありますが、昔はもちろん人力で上げていたでしょうから、相当大変だったと思います。

 

 



   この写真は家の傾きを直しているところ。

要所要所に水平を見れる器具をあて、仮筋交を取り付けて家を『タチ』を決めていきます。

この作業はとても重要で、ここで手を抜いたり(←そんな人はいないでしょうけど・・・)すると後で大変なことになります。

 



  こんな感じで家の骨組みが出来上がっていきます。

スバラシイ・・・。

 

 

 



  こちらは棟札。

表面にはお施主様の名前、棟梁の名前、その他関係者の名前が書かれております。

これを棟木を支える束の中心に取り付けます。

棟梁にとって、自分がこの家を建てたという証になりますね。

好天にも恵まれ、無事に上棟することが出来ました。

O様もおいでになり、とても満足していただきました。

 



  上棟祝いにも棟梁から呼んでいただきました。

 ありがとうございました。

 

 

今年も残すところわずかとなりましたが、来年も引き続きO邸の進捗状況をアップしていきたいと思います。

では。

2008/12/26