モッタイナイ

こんばんは。 昨日、東京出張より帰国(笑)してまいりました、岩永です。

東京は相変わらず人が多かったです。 ただし、空港では以前に比べると人が減ったのかな・・・とは感じました。 やっぱり不景気なんでしょうか(涙) ある人が言っておりましたが、『世の中にある宗教が急速に広がっている。 それは・・・不教(不況)という宗教だ。 最近どこへ行っても不教不教(不況不況)とみんなが唱えてる・・・。』 流行って欲しくない宗教だけど、確かにどこに行っても聞くような気がします。 マスコミもそれに助長するように煽ってますしね・・・。 こんな時こそ、笑っていたいですね。 だけど奥歯は食いしばって・・・みたいな(涙)

私も顔で笑って、奥歯かみ締めていこうと思います(拳)

 

さて、今日はある方のブログにとても良い文章があったのでご紹介を。

『古いものに対する思い入れ、という格好いいものではなく、使えるものは使おうという現実的な習性・・・』

この文章は、ブログを書かれた方がアンティーク・チェストをご購入され、その製造元でもある英国について書かれていたものです。  英国人の、『モノを大切にする』、という考え方をご紹介されておりました。

本来、日本人にもそういった考え方があったと思います。 家の古材(部材)は使いまわしていたみたいだし、『モッタイナイ』は日本語ですもんね。

『これからの住宅は200年住宅だ』、みたいなことを言う人達がいますが、どうなんでしょうか。 何度も何度も手入れをして、その挙句200年目を迎えました、ということならわかるけど、最初からいきなり200年持ちますよ、はちょっと・・・。 どうも商業的な意図が見えてイヤですね。

家に限らず、家具や日用品に至るまで長く大事に使おうという気概があれば、自ずとそのモノの寿命は伸びるでしょうし、気がつけば味が出てきて、『アンティーク』や『ヴィンテージ』といった付加価値がついてくるのではないでしょうか。 根本的な部分を見誤ってしまうと、まったく違うものになりそうな気もしますが(笑)

いずれにしても、住宅というものを商品化している時点で、長持ちする家とはならないような気がします。

では。

2009/02/03