暑いですね~!

おはようございます。 今日は朝から異様に暑い長崎地方。 皆さん、熱中症にはくれぐれもお気をつけ下さいねー(汗) 水と塩分をしっかりとって体調管理をしないとですね。

なんて言いながら、最近ちょっと食べ過ぎ?気味な(汗)、岩永です。

 

さて、今日は住宅ローンの話をちょっと。

ここ最近(←といっても結構前からですが)の不景気により、住宅ローンの金利は下降傾向にありますね。 特に、銀行などの商品では、固定金利選択型(←当初○年間○%で、キャンペーン中)という、一定期間は金利が固定されるタイプが主流のようですね。 このタイプの住宅ローン、確かに当初○年間はかなり安い金利でお借り入れが可能です。 ただし、注意しておかなければならないのが、固定期間終了時のこと。 

例えば、当初10年間2.20%(優遇幅1.85%)の元利均等返済(ボーナス返済なし)で、お借入期間35年で2500万円をお借入したとします。 この時(←融資実行時期)の店頭表示金利が、4.05%で、当初10年間はその表示金利から1.85%(←キャンペーン金利など)優遇され2.2%の金利、11年目以降は、店頭表示金利から0.4%(←通常は0.4とか0.5ですかね)優遇した借入金利を適用したとします。

すると、当初10年間は、毎月のご返済額が【85,404円】。 

 

パターン①:11年目以降、店頭表示金利が1.5%上昇していたとすると…、

当初4.05%+1.5%(上昇分)-0.4%=5.15%となり、毎月のご返済額は【116,857円】となってしまいます。 当初10年間とのご返済額の差額は【+31,453円】。

 

パターン②:11年目以降、店頭表示金利は変化なしでは…、

当初4.05%-0.4%=3.65%となり、毎月のご返済額は【100,184円】となります。 当初10年間との差額は+14,780円】。

 

パターン③:11年目以降、店頭表示金利が1.5%下降した場合は…、

当初4.05%-1.5%-0.4%=2.15%となり、毎月のご返済額は【84,919円】となります。 当初10年間との差額は【-485円】。

 

ちょっと大袈裟な例えですが、、分かりやすいかも知れませんね。 1.5%の上昇で、約3万円増。 逆に、1.5%の下降でも、約500円しか減りません。

 ちなみに、全期間固定型のお借入期間35年で、2500万円を現在の金利で計算すると…

当社が取り次ぐ【ハウス・デポ・フラット35】の金利2.85%で、毎月のご返済額は【94,000円】となります。 これが35年間変わりません

 

では、全期間固定の方が良いの?と言われると、それも言えないのが現状です(←住宅ローンアドバイザーは、どれが良いとは言えません…)。 これは、選ばれる方の今後の人生設計によらなければならず、たとえば、当初10年間がもっとも出費が多い(←子供の教育費など…)方や、比較的短期間でご返済が可能な方は、固定期間選択型が良いかも知れません。 逆に、金利変動に左右されたくない方、長期に亘りご返済しなくてはならない方は、全期間固定型が選びやすいかも知れませんね。 

いずれの場合も、最終的に選ばれるのはご本人様です。 もちろん、知識を全開してアドバイスさせていただきますが…(汗)、私どもには決定権はありません。

一生に一度のコトです。 ゆっくり考え、じっくり煮詰めて、また、目先のことに捉われずに、結論を出されるべきかと考えます。

では。

 

※上記の金利モデルは、仮定の金利です。 実際の金利等は、お近くの金融機関にお問い合わせください。

2009/07/16