銘木

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本日、株式会社徳田銘木の徳田社長に来社いただきました。 私は数年前より、当社社長は数十年前よりご愛顧いただいております。 この㈱徳田銘木さんは、創業以来【みがき丸太】を造り続けておられていて、その業界ではとても有名な会社です。 一昔前は必ずあった「和室」も、今では「畳コーナー」に変わっていて、徳田社長曰く、『20年前の出荷量が100%としたら、現在は2%に満たないかもしれない…』そうです。 確かに、最近の住宅というのはモダンなデザインが多く、床柱を使うような本物の和室というのはなかなか計画されないのが現状かもしれません…。

最近の和室の多くは、LDKの隣に計画されることが多いと思います。 これは『LDKと一体として使用するため』という、理由が大半を占めていると思われます。 その場合、LDKは大体洋風かモダンなデザイン、造りをしているでしょうから、この和室にもなるべく【純和風】のイメージを持たせないようなデザイン、造りにしていることが殆んどではないでしょうか。 となると、その和室には書院や床柱などの【純和風】を連想させるような造りは犬猿されがちです。 真壁ではなく大壁だったり、壁天井もクロス貼りだったり…。

本当はもう少し設計者が考えて、和室のあるべき姿を見直していかなければならないのかもしれません。 私は、日本人の心の中にはまだ【和】に対する気持というのは、たくさん残っていると思います。 もちろん和室に対しても。 これからは、古き良き時代の和室というものをどれだけ継承しながら、現代風にアレンジできるかが重要になりそうですね。 

イワモクでした。

では。

※写真は徳田銘木さんが展示会に出店された時のものです。 その写真を転用させていただきました。 カッコイイですね!

2010/06/18