1年点検
先日、S様邸の1年点検に行ってまいりました。
とても、キレイにお住まいになられていて、お伺いした際も「本当に1年たった?」と思うくらいでした。 点検の内容としましては、まず、1階エントランス部分からLDK。 そして、肝心の水廻りのチェックです。
床が暴れていないか、クロスが剥がれていないか、水漏れしていないか…。 1階には特に問題なさそうでした。 若干のクロスの目地部分が離れていましたが、ちょっとした補修で直せそうですね。
次に2階。 こちらも1階同様、LDKから水廻り、寝室などチェックをさせていただき、大きな問題はありませんでした。 2階も若干、クロス目地が離れていたので補修をさせていただきます。
S様には、『1年住んでみて、あーすれば良かった、こ―すれば良かったみたいな不満はないです。』とまでおっしゃっていただき、とても感激でした。
ちなみに、クロス目地が離れていた原因として考えられるのは、やはり木造特有の季節による木材の調湿によるものだと思います。 これは、木材が呼吸をしていると表現しても言いすぎではないかもしれませんが、たとえば湿気を吸った時には木材は膨張します。 また、乾燥状態にあるときには収縮をします。 このことにより、若干ではありますが、壁等が動きます。 そのせいで追従性のあるクロス目地が離れたり、盛り上がったりするわけですね。 下地のP.B(←プラスターボード)の目地もやはり浮いたりします。 このような現象は、木造であるが故、ではないでしょうか。
それから、クロスが剥がれる原因の一つとして、結露も考えられます。 壁体中や壁体表面が結露することで、クロスの接着剤が粘着力を失いクロスが剥がれてしまいます。 結露については、例えばカビの問題やシックハウスの問題も絡んできますので、壁体内の通気、断熱には注意したいですね。
ということで、S様邸の1年点検は無事終了です。
では。
イワモクでした。